同ドラマが好調なことで、息を吹き返しているのが後番組の「SMAP×SMAP」(フジ/月曜日午後10時〜)だ。同番組はここ数年低調で、視聴率は11〜12%台が多く、6月2日には1ケタ(9.6%)も記録していた。
しかし、「HERO」がスタートして以降、7月14日は17.9%まで上がった。同21日は12.3%だったが、同28日は17.1%をマーク。フジとしては、このまま相乗効果で両番組とも好視聴率を挙げ続けたいところ。
「HERO」以外の連ドラが総崩れ状態のなかで、唯一健闘しているのが、上戸彩が不倫妻を演じている「昼顔〜平日午後3時の恋人たち〜」(フジ/木曜日午後10時〜)。初回(同17日)13.3%から、第2話(同24日)では13.5%とわずかながらアップした。
Hey!Say!JUMPの山田涼介主演「金田一少年の事件簿N(neo)」(日本テレビ/土曜日午後9時〜)第2話(同26日)は7.7%で、4.7ポイントも下げた。
前週の第29話(同20日)で、過去最高の19.4%を弾き出したNHK大河ドラマ「軍師官兵衛」(岡田准一主演/日曜日午後8時〜)第30話(同27日)は15.6%と大きく数字を落とした。裏のフジ「武器はテレビ。SMAP×FNS27時間テレビ」のフィナーレ(27日午後6時30分〜8時54分)が20.5%と大台を突破。同8時2分には23.8%の瞬間最高視聴率を記録。日本テレビの人気バラエティ「世界の果てまでイッテQ!」も13.0%まで下げており、「官兵衛」も「27時間テレビ」の影響を受けたものと思われる。
なお、26日午後6時30分から放送された「27時間テレビ」の平均視聴率は13.1%で、昨年の9.8%を大きく上回った。
(坂本太郎)