「今回の27時間テレビはただ大騒ぎしただけではなく、これまでにないSMAPの“素顔”を見せた。オープニングではSMAPの“生前葬”と題した企画で、オートレーサーになった森且行のグループ脱退騒動、稲垣吾郎と草なぎ剛が不祥事で芸能活動を休止したことなどこれまでタブーだった話題に切り込んだ。キムタクが熱湯風呂に飛び込んだり、クライマックスで行われた45分ノンストップライブではリーダーの中居正広が熱中症気味だったのかしゃがみ込むなど、SMAPのすべてをさらけ出した。ただし、キムタクと工藤静香の結婚という最大のタブーには決して触れられることはなかった。そこに触れれば完璧な番組に仕上がったが」(テレビ関係者)
クライマックスのライブ終了後にはさらなるサプライズが。ライブ会場から歩いて東京・お台場のフジテレビ本社に帰るメンバー5人に対し、なんと森からの手紙が読み上げられたのだ。森は脱退を申し入れた時を振り返り、「あのとき、あんな無茶なことを言ったのに、受け入れて暖かく送り出してくれて、みんなに感謝しています」とメンバーへのあふれる思いをつづっていたが、中居らメンバーは森の手紙に号泣した。
「森の扱いについては、ジャニーズサイドとフジ側が最後まで揉めに揉めたようだが、最後は『番組を盛り上げるためなら』とジャニーズサイドが折れたようだ。森の手紙のおかげもあってか、高視聴率を記録。今後、『SMAP×SMAP』に森がサプライズ出演するのも時間の問題か」(芸能記者)
どのジャンルの番組も軒並み低視聴率にあえぐフジだが“SMAP効果”で勢いに乗れるかが注目される。