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ハッシーの中央競馬新馬セレクション(8/24新潟・8/25小倉)

 先週ピックアップした2頭。新潟デビューの注目馬・レッドリベリオンは、まずまずのスタートを切ったものの、行き脚が付かず鞍上が追っ付け通しの追走。200m程走ってようやく中団でレースの流れに乗る。直線に入り急激にペースが上がると付いて行けず先頭から離されてしまい10着。それでもゴール手前100mあたりからは良い脚を見せていた。パドックで見た限り、まだトモが甘く全体的に緩かった。育成時にスクミが出ていた関係で、強い追い切りが少なかったのも影響したのだろう。レースでも道中馬群で揉まれる厳しい展開だったことを考えると悲観することはない。まだ一戦目、これからどんどん良くなってくるだろう。小倉デビューの注目馬・ウインフルブルームは、好スター トを切ると鞍上が出していき2番手の位置取り。道中は4番手以降を引き離しての競馬。残り800mあたりで早くも先頭に立つと、後続も差を詰めにかかりペースが上がる。4コーナーでは後続との差がほとんどなくなり直線へ。ムチを入れられるとスッと反応し、しっかりと伸びて2着馬に3馬身1/2差をつけて1着。道中決して楽なペースでなく、最後もしっかりと伸びる強い競馬であった。除外で出走が延び、しっかりと仕上がっていたのも良かった。次も期待したい。

 今週の新潟デビューの注目馬は、8月24日(土)第5R芝1400m戦に出走予定のサグレス。馬名の由来は「ポルトガル海軍の帆船名」。牝、黒鹿毛、2011年1月22日生。美浦・奥平雅士厩舎。父フジキセキ、母カラベルラティーナ、母父クロフネ。生産は安平町・ノーザンファーム、馬主はキャロットファーム。愛馬会法人・キャロットクラブの募集馬で総額1600万円。近親には2010年京都牝馬S(GIII)を勝ち、同年のヴィクトリアマイル(GI)でブエナビスタの2着に入ったヒカルアマランサス(父アグネスタキオン)や、芝中距離で5勝を挙げている現役馬カレンミロティック(父ハーツクライ)がいる。母はダートの短いところで3勝を挙げているが、本馬は繋ぎに柔らか さがあり手先も軽いことから芝で良さが出そう。キ甲から腰までのつくりからマイルくらいの距離で活躍しそうだ。前肢が伸びたフットワークの良い走りをしており、長く良い脚を使うタイプだろう。なお、鞍上には大野拓弥騎手を予定している。

 小倉デビューの注目馬は、8月25日(日)第5R芝1200m戦に出走予定のジューンブライトン。馬名の由来は「冠名(6月)+英国の都市」。牡、鹿毛、2011年4月6日生。栗東・今野貞一厩舎。父ブラックホーク、母マイライフスタイル、母父Halo。生産は日高町・正和山本牧場、馬主は吉川潤氏。2013年千葉サラブレッドセールにおいて588万円で落札された。母は日本競馬界の大種牡馬・サンデーサイレンスの全妹で、半姉にはダート1200mで3勝を挙げたユアライフスタイル(父ティンバーカントリー)がいる。本馬は胴が詰まっており、繋ぎも短めで如何にも短距離馬といった体形で、スプリントからマイルまでを主戦場とするだろう。しっかりとした頬を持ち、腹袋が大きく内臓面は強いだろう。重心が低く、前肢の伸びた走りから良い脚を長く使えるタイプ。なお、鞍上には松山弘平騎手を予定している。

※出走予定競争には、馬の体調、抽選非当選により出走しない場合があります。

<プロフィール>
ハッシー
山梨県出身。北海道・浦河にある生産牧場での牧童経験を活かし、馬の適正を見極める。特技は寝わら上げ。本サイト毎週火曜掲載の「ハッシーの地方競馬セレクション」、土曜掲載の「ハッシーのロックオン〜狙ったレースは逃さない!〜」も担当している。

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