今週の新潟デビューの注目馬は、8月24日(土)第5R芝1400m戦に出走予定のサグレス。馬名の由来は「ポルトガル海軍の帆船名」。牝、黒鹿毛、2011年1月22日生。美浦・奥平雅士厩舎。父フジキセキ、母カラベルラティーナ、母父クロフネ。生産は安平町・ノーザンファーム、馬主はキャロットファーム。愛馬会法人・キャロットクラブの募集馬で総額1600万円。近親には2010年京都牝馬S(GIII)を勝ち、同年のヴィクトリアマイル(GI)でブエナビスタの2着に入ったヒカルアマランサス(父アグネスタキオン)や、芝中距離で5勝を挙げている現役馬カレンミロティック(父ハーツクライ)がいる。母はダートの短いところで3勝を挙げているが、本馬は繋ぎに柔らか さがあり手先も軽いことから芝で良さが出そう。キ甲から腰までのつくりからマイルくらいの距離で活躍しそうだ。前肢が伸びたフットワークの良い走りをしており、長く良い脚を使うタイプだろう。なお、鞍上には大野拓弥騎手を予定している。
小倉デビューの注目馬は、8月25日(日)第5R芝1200m戦に出走予定のジューンブライトン。馬名の由来は「冠名(6月)+英国の都市」。牡、鹿毛、2011年4月6日生。栗東・今野貞一厩舎。父ブラックホーク、母マイライフスタイル、母父Halo。生産は日高町・正和山本牧場、馬主は吉川潤氏。2013年千葉サラブレッドセールにおいて588万円で落札された。母は日本競馬界の大種牡馬・サンデーサイレンスの全妹で、半姉にはダート1200mで3勝を挙げたユアライフスタイル(父ティンバーカントリー)がいる。本馬は胴が詰まっており、繋ぎも短めで如何にも短距離馬といった体形で、スプリントからマイルまでを主戦場とするだろう。しっかりとした頬を持ち、腹袋が大きく内臓面は強いだろう。重心が低く、前肢の伸びた走りから良い脚を長く使えるタイプ。なお、鞍上には松山弘平騎手を予定している。
※出走予定競争には、馬の体調、抽選非当選により出走しない場合があります。
<プロフィール>
ハッシー
山梨県出身。北海道・浦河にある生産牧場での牧童経験を活かし、馬の適正を見極める。特技は寝わら上げ。本サイト毎週火曜掲載の「ハッシーの地方競馬セレクション」、土曜掲載の「ハッシーのロックオン〜狙ったレースは逃さない!〜」も担当している。