元光GENJIで俳優の大沢樹生が、離婚した女優・喜多嶋舞との間にもうけた18歳の長男が実子ではないことの確認を求めた訴訟で、東京家裁は大沢の主張を認め、「親子関係はない」との判決を言い渡したのだ。
今回、大沢の主張が認められる決め手となったのは2点。1点は「婚姻から200日を過ぎて生まれた場合に夫の子と推定する」とする民法772条2項。長男は大沢と喜多嶋の婚姻成立の日からちょうど200日目に出生し、そのため大沢の子であるという推定は及ばないとされた。
もう1点は大沢が2013年2月に自身と長男の細胞を採取して実施したDNA鑑定で、「2人が親子である確率は0%」と下された結果だった。
「この問題は13年末に一部報道で発覚。翌年1月、大沢は涙ながらに会見。一方、喜多嶋、そして、現在、大沢と喜多嶋の長男の親権をもっている喜多嶋の父親の音楽プロデューサーは大沢の実子であることを主張。すっきりしないままだったが、いつの間にか大沢が家裁に提訴していた。大沢、喜多嶋ともに新しい家庭があり子供がいるため、2人にとって長男は受け入れ難い存在だったようで、そろって持つべき責任を“放棄”した形になった」(女性誌記者)
しばらく、大沢、喜多嶋ともに沈黙を守っていたが、今月発売された「婦人公論」(中央公論新社)に掲載されたインタビューで喜多嶋が反論。今回の騒動を機に引退を決意したため、インタビューに応じたそうで、大沢が初めての交際相手だったことや、結婚前から現在まで大沢の借金の連帯保証人になっていることなど、これまで溜まったものを吐き出すかのように洗いざらいぶちまけた。しかし、判決をひっくり返す決め手となるはずの再鑑定のタイミングは現在18歳の長男が成人した後に行う意向であることを明かしたのだ。
「喜多嶋は11月で事務所を辞めて引退したが、これ以上、自分の過去を洗われるのを避けたかったから。おそらく、再鑑定が行われることはないのでは」(芸能記者)
大沢は25日、自身のブログを久々に更新。「この度は、再三に渡りお騒がせをさせてしまい、御心配をお掛け致しましたことを心よりお詫び申し上げます」と謝罪。「通常の更新が出来るまで、今しばらくお時間を頂けましたら有り難く存じます」と、“完全決着”までまだ時間が掛かりそうなことをうかがわせたが、もはや喜多嶋に打つ手はなさそうだ。