今大会のプロデューサーでもある“黒いカリスマ”蝶野が、三銃士の武藤とプロレス四天王のひとり小橋と越境タッグ結成を発表したが、対戦相手は未定となっていた。
「どんどん名乗り出て欲しい」(蝶野)と相手を募ると、中西がイの一番に反応。9・13新日プロ後楽園大会前に会見を開き、対戦相手に名乗り。「上の世代と戦うには、同世代じゃないと出来ない戦いがある」と他団体を含めた、第3世代に共闘を呼びかけていた。
すると、14日には小島が「中西選手が新日本の代表として第3世代にメッセージを残した。その中で私が全日本の第3世代と呼ばれている人間として立候補したい。新日本でタッグパートナーだったこともありますし、タッグベルトを獲ったこともある。蝶野、武藤、小橋という強力なトリオに対抗するには、自分が入りたいという気持ちが強い」と出撃を表明した。
だが、野人のラブコールに応えたのは小島だけではなかった。秋山だ。
秋山は専修大学レスリング部では、中西の後輩にあたり、新日プロ1・4東京ドーム大会では、シングルマッチで勝利。アマレス時代から中西のレスリングに対する真摯な思いを目にしてきており、中西をよく知る人物のひとりでもある。
「中西さんが『三銃士と四天王が組んでやる。オレを呼ぶしかないでしょう』って言ってたけど、それはオレのセリフだよ。興味? 無いことは無いよ」と“第3の男”として名乗りを上げた。
蝶野、武藤、小橋がタッグを組むことはもちろん、メジャー3団体の第3世代レスラーが組むことも史上初の出来事。中西42歳、秋山39歳、小島39歳の“アラフォートリオ”が三銃士&四天王狩りに挑む。