香川は9日未明にツイッターを更新し、「な、なんと…深夜0時撮影終わりで自宅に帰ると、ベランダの壁でハラビロカマキリが産卵しているではないか!」とツイートし、産卵中のカマキリの写真を公開。さらに、「去りゆく秋の物悲しさそのままに、黒く傷付いたその翅の揺らめきは、何としても次の世代の命を残すために、最後の力を振り絞っている執念のようにも思える」と驚きの文章力でカマキリの出産を表現していた。
その後も香川は産卵中のカマキリと自身のツーショット写真などを公開し、「神秘はいつもこうして目の前に突然現れる」とツイート。翌朝には母カマキリの姿がなかったとしながらも、「時間が経てば黄色く変色するカマキリの卵も、この世に生成された翌朝には、未来の要塞のような緑色の光を放っているのだ」とレポート。最後には「昨晩、私の家のベランダに天から来た、思わぬ奇跡ーー帰宅すれば否応なく私は知るだろう、今日から私が窓から眺める景色は、昨日とは全く違うものになっていることをーー」と仕事に出掛けたことを報告していた。
この一連のツイートに対し、ネットからは「香川さんは小説家だったんですか…!」「壮大な物語の序章を読ませていただきました」「小説家に転身する気ですか?」という文章力に対する絶賛の声のほか、「カマキリも賢いなー。香川さんとこで産めば安心だもん」「先生のおうちで出産とはカマキリさん素晴らし過ぎる!」という声も寄せられていた。
香川といえば、大の昆虫好きとしても知られ、NHK Eテレで不定期に放送されている教養番組『香川照之の昆虫すごいぜ!』では、香川がカマキリに扮し、「私のことは『お母さん』と呼びなさい」「今度から虫を見たら、涙を流して見ましょう」などの謎名言を次々生み出すなど話題となっていた。
今回、香川の昆虫好きが思わぬ秀逸な文を生み出した模様。カマキリの産卵が生んだ壮大なドラマは人々の感動(?)を生んでいた――。
記事内の引用について
香川照之公式ツイッターより https://twitter.com/_teruyukikagawa