前回は真冬の寒空の中、会場のセットが壊れるなどのアクシデントにも見舞われたが、今回は格闘技の試合も行われる会場で、かなり派手に騒いでも耐久性は問題なさそうということで、開会前から参加者はかなりのテンションで盛り上がる。それを見た主催者側は、「(ビニールのない)黒い壁部分には触らないで下さい。後で怒られます」と注意。更に、「会場を貸してもらうの本当に大変なんです…」と切実さを訴えた。エロい種目はないとはいえ、会場を用意するのは大変のようだ。
大運動会で使用する1トン以上のローションは、「ペペローション」で有名な中島化学産業株式会社が提供。会場には同社の中島社長も観覧に訪れており、開会前に壇上で、「ローションはとてもつるつる滑りますので、こける時は柔道の受け身のように、転がって安全に楽しんでいただければと思います」と呼びかけた。真の“ローショニスト”を目指して行われる競技ということで、安全面に配慮し、床には安全マットを敷き詰め、参加者はヘルメット着用。転倒時の受け身の指導も入念に行われた。
会場では、スタッフが居酒屋で会合しノリで考えたという、「ローション大相撲バトルロイヤル」、「ローション大玉転がしレース」、「ローション障害物競争」、「ローションカーリング」、「ローション綱引き」などの競技を開催。参加者は4チームに別れ競いあった。ブルマを着用して参加し、ブルマコールの大合唱を受けた埼玉県在住の20代女性は、競技の楽しさについて、「いい意味で狂ってるイベントだから楽しいんです、私も、『運動会といえばブルマだろ!』って気持ちで着てきちゃいました」とコメント。2回目の参加となった、全身タイツ姿の神奈川県在住の20代男性は、「まだまだローションの魅力を楽しみきれていないと思い、今回も参加しました。ヌルヌルをいかに上手く使って、競技をするのか、かけき引きが楽しいです(笑)」とローション競技の奥深さを語った。
「ローション大運動会」は他に、名古屋大会が愛知県のラグーナ蒲郡で、7月5、6日に開催されことが予定されており、その会場ではまた別の種目が披露されるとのことだった。(斎藤雅道)