「君の名は。」は週末2日間で21万8000人を動員、興収2億9700万円をあげ、累計興収は179億6900円を突破。最終興収193億円を記録した「もののけ姫」(97年)に次ぐ国内歴代興収第7位となった。12月上旬には一般から受け付けた質問に新海誠監督自らが答える記事を掲載予定の劇場パンフレット第2弾の発売が決定。
さらには、「第89回アカデミー賞」の長編アニメ映画部門の審査対象作品となったことを現地時間7日、同作の北米配給を担当するファニメーションが発表した。同作は17年1月24日に発表されるアカデミー賞のノミネート作5作のうちの1作となることを目指すことになった。
「さまざまな“追い風”により、興収200億円突破はほぼ確実。来年に入ってからもまだまだ公開されることになりそうだ。ただし、新海誠監督の次回作には相当なプレッシャーがかかることになった」(映画ライター)
先週首位だった「デスノート Light up the NEW world」は僅差で2位に後退、「インフェルノ」は3位をキープした。
4位はジョージ朝倉の同名少女コミックを小松菜奈と菅田将暉のW主演で実写映画化した青春ラブストーリー「溺れるナイフ」。全国162スクリーンで公開され、オープニング2日間で8万4000人を動員、興収1億0500万円をあげた。
6位は織田裕二の「踊る大捜査線 THE FINAL 新たなる希望」(最終興収59.7億円)以来4年ぶりとなる映画主演作「ボクの妻と結婚してください。」。
「HiGH&LOW THE RED RAIN」は10位に再浮上。11位の「映画 聲の形」は動員160万人、興収21億円を突破した。
11日はトム・クルーズ主演最新作「ジャック・リーチャー NEVER GO BACK」、杏が実写映画初主演をつとめた「オケ老人!」、12日は小栗旬主演の「ミュージアム」などが公開される。