キムタク演じる不死身の武士の壮絶な戦いを描いた作品で、すでにヒロイン役を杉咲花がつとめることが発表されている。各紙によると、剣士役をつとめる歌舞伎俳優の市川海老蔵との映画初共演が実現。ほかに福士蒼汰、戸田恵梨香、市原隼人、山崎努、田中泯、北村一輝、栗山千明、満島真之介ら演技派が顔をそろえた。
木村が演じる主人公は顔も体も傷だらけで独眼のキャラ。そのため、キムタクは右目を特殊メイクで閉じて撮影を敢行。視界と距離感が狂ったのか、京都で行われた殺陣のシーンの際に足を滑らせ、右膝靱帯損傷の重傷を負ったという。負傷したのは、SMAPの分裂・解散騒動が勃発した今年1月。しかし、周囲の雑音に揺らぐことなく、痛み止めの注射を打って“300人斬り”など壮絶なアクションを演じきったというのだ。
「それなりの演技派をそろえたことはたしかだが、キムタク作品にしては顔触れが少しさみしい気がする。キャスティングされたのはSMAPの騒動前だったが、キムタク主演の時代劇『武士の一分』(06年)が思ったほど当たらなかったこともあり、大物女優にオファーしてもなかなかいい返事が得られず。杉咲は現在、売り出し中とあって話に飛び付いたようだが…」(映画業界関係者)
キムタクといえば、SMAP騒動の際に事務所側についたため、今や事務所幹部が猛プッシュ。それもあってか、ケガを押して撮影を続行した“美談”もしっかり公表された。
キムタクにとって正念場となる同作だけに、今後、盛んにプロモーションが行われそうだ。