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【週刊テレビ時評】篠原涼子主演「ラスト・シンデレラ」は視聴率17.8%で有終の美

 篠原涼子主演「ラスト・シンデレラ」(フジテレビ系列/木曜日午後10時〜)が、有終の美を飾った。

 同ドラマは初回(4月11日)=13.3%(視聴率は以下、すべて関東地区)でスタート。以降第2話(同18日)=14.4%、第3話(同25日)=14.4%、第4話(5月2日)=14.5%、第5話(同9日)=14.9%、第6話(同16日)=15.0%、第7話(同23日)では15.7%と、回を重ねるごとにジリジリ上昇。7週連続で1度も視聴率を落とさずに、アップを続けた。

 15分拡大枠で放送された第8話(同30日)は14.8%と初めてダウンしたが、第9話(6月6日)=15.9%、第10話(同13日)=16.1%と再び上昇。そして、15分拡大枠の最終話(第11話=同20日)は17.8%を記録した。

 これで、全11話の平均視聴率は15.2%となり、今クールでは、「ガリレオ」(福山雅治主演/フジテレビ系列/月曜日午後9時〜)に続く高い数字となった。

 篠原との涼子対決で注目を集めた米倉涼子主演「35歳の高校生」(日本テレビ系列/土曜日午後9時〜)の最終話(第11話=同22日)2時間スペシャルは、14.7%だった。

 全11話の平均視聴率は13.2%で、「ラスト・シンデレラ」に軍配が上がった。「35歳の高校生」は後半の低迷が大きく響いた格好。

 最終話で健闘したのは、櫻井翔主演「家族ゲーム」(フジテレビ系列/水曜日午後10時〜)と、新垣結衣主演「空飛ぶ広報室」(TBS系列/日曜日午後9時〜)。

 「家族ゲーム」最終話(第10話=同19日)は16.7%で、前週から4.3ポイントの大幅アップ。全10話の平均は13.0%だった。「空飛ぶ広報室」最終話(第11話=同23日)は15.3%で、前週より3.6ポイントのアップ。全11話の平均は12.6%だった。

 また、持ち直した感があったNHK大河ドラマ「八重の桜」(綾瀬はるか主演/日曜日午後8時〜)第25話(同23日)は12.9%と、過去ワースト3番目の数字に終わった。ライバル番組の日本テレビ系列「世界の果てまでイッテQ」(日曜日午後7時58分〜)が、同日は14.9%で、前週より3.9ポイント下落して低調だっただけに、言い訳がきかない視聴率となった。
(坂本太郎)

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