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【雅道のサブカル見聞録】東映アニメーション、今年下半期から3D映画本格始動か!?

 東映アニメーションといえば日本のアニメーション黎明期から業界をリードする説明するまでもないほどに有名なアニメ制作会社だ。その東映アニメーションがここ最近、業界を騒がせるような試みを計画中だという情報を、東映に出入りする芸能プロダション会社の関係者W氏から聞いた。

 「8月に東映特撮が3D映画を放映するのはもう知ってると思うけど、東映アニメの方もそっち方面に本腰入れるらしいよ」とW氏は語る。東映アニメーションといえば去年の10月、『3D東映アニメまつり』と銘打ち『きかんしゃやえもん』や『デジモン』『ゲゲゲの鬼太郎』の3DCGアニメーションを放映したが、これは一作ごとの放映時間は短めで試験的放映といった感じだった。それにフル3D作画という海外のアニメ映画でありがちな制作方法でそこまで真新しい印象は受けなかった。だが、今回はどうもそれとは違うらしい。W氏が語るところによると、どうも2Dの手書き作画技術と3D演出を融合させた作品を計画中との事なのだ。

 詳細一切不明だが、今年の一月に放映された『遊戯王』の3D映画のようになるのだろうか? あの3D化されたデュエルシーンは概ね好評だったがカクカクしてポリゴン感があるとの不評もちらほら聞かれた。どこまで手書きアニメの質感を維持しつつ3D化するか、3D作画にすら手書きの質感を出そうと様々な試みをしている東映アニメーションだからその辺は心配いらないかも知れないが、色々と気になるところ。

 そもそもどの作品を3D映画化するのだろうか? 現在東映アニメーション制作のテレビ放送されている主要なアニメは『怪談レストラン』『ハートキャッチプリキュア』『ドラゴンボール改』『ONE PIECE』の四作だが、ドラゴンボールは完全オリジナルでもう一度映画を作るとは思えないので、戦闘シーンなどが多めで3D栄えすることを考えると『ハートキャッチプリキュア』か『ONE PIECE』だろうか。『ハートキャッチプリキュア』の方は今年の10月に映画の放映が決まっているので、もしかしたらここで東映流の新しい3D映画がベールを脱ぐ事になるのだろうか。これからの動向に注目だ。(斉藤雅道)

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