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【雅道のサブカル見聞録】児童書にも萌え化の波が来た!?

 英単語集や専門書、ビジネス書に至るまで、美少女キャラクターが登場する萌え本が流行っているが、実はこれらだけではない。フレーベル館から出版されている『きらめき12星座』(奥沢しおり著・千野えなが作画)という児童書は、『ズッコケ三人組シリーズ』などに代表される児童書とは少し違う。少女マンガっぽいというか、ライトノベルの挿絵を思わせるようなタッチなのだ。

 この『きらめき12星座』、主人公である小学5年生の少女「天野樹里」が、星の世界から、人々を幸せにする星の守護者“スターエンジェル”になるためやってきた少女「星川綺羅」をひょんな出会いからサポートするという話となっているのだが、絵もさることながら内容的にもヲタが喜びそうなエピソードが多い。星の世界からやってきたことを証明する為に、綺羅が樹里のおでこが当たりそうなほど顔を近づけて、瞳の中の星を見せたり、スターエジェルへの宿題のヒントを見る為に、パートナーとなった樹里と手を強くつなぎ合って呪文を唱えないといけないなど、最近、マンガやアニメなどで流行りの、さりげない百合要素が随所に散りばめられている。他にも星川綺羅がサムライ、ニンジャ好きで“ゴザル”“セッシャ”などと喋るクセがあるなど、もはや狙っているのでは? と思うほどだ。

 昨今のライトノベル人気により、様々な出版社からライトノベルが出版されているが、その点数の多さの割に、学園ドタバタラブコメや、特殊能力や専門用語満載のバトルファンタージーモノが大多数で、こういったガールミーツガールの学園モノというと少ない。なにか新しい刺激が欲しいと思っている人、この『きらめき12星座』目を向けてみてはどうだろうか。この作品はシリーズ化されており現在2巻まで発売されている。今月中には第3巻『きらめき12星座 3〜いて座』が発売予定だ。(斎藤雅道)

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