「実は日本製の家電や化粧品は中国本土でも売っている。それらは円安の影響で日本で買った方が単純に安いから買われているだけです。爆買いブームのきっかけとなった商品といえば紙オムツでしょう。日本製の紙オムツの質の高さが現地の富裕層を中心に口コミで広がると、三越などの日系百貨店では“在庫切れ、入荷日未定”の状態が数か月も続いた。待ちきれなくなった彼らはついに日本に買いに行くという行為に打って出たのです」(中国在住ジャーナリスト)
そんな中国本土でいま、オムツの次に大変な品薄となっているある人気商品があるという。大人たちの夜の必需品「コンドーム」だ。
「業界最薄」の広告で一世を風靡したサガミオリジナルを発売する相模ゴム工業が昨年9月に発売した、さらに薄い0.01ミリの極薄コンドーム「サガミオリジナル001」がいま、中国本土で大ブームだという。現地の興奮をAV界の巨匠・村西とおる監督も自身のツイッターでこう伝えている。
「日本人の気持ち良さを味わいたいと中国人が爆買い。増産した結果、生産ラインがストップ。復旧は年末。尖閣の仕返しか、と中国で大騒ぎ」。
監督によれば今後、中国人業者が大挙して訪日し、在庫を巡る争奪戦が繰り広げられるだろうとしている。その発言を裏付けるかのように、今月17日には同社HP上で「001」が当面の間販売休止となることが発表された。国内に残る在庫も“最薄”になることは確実な状況。日中のコンドームを巡る争いが始まる予感だ。(明大昭平)