本作は瀧波ユカリ氏による同名漫画が原作のラブコメディである。主人公の難波ユリカ(新木)は5年前に別れた元カレの斉藤真・通称マコチ(高良健吾)が忘れられずにいたところ、新しい就職先の不動産会社で偶然彼と再会するというストーリーとなっている。
第1話では、ユリカがマコチをSNSで検索したり、思い出の場所に一人で「巡礼」したり、妄想のマコチと会話をしたり、道行く人をマコチに似ているかどうか分析したりといった「マニア」っぷりを披露した。
ユリカがマコチと再会し運命を感じるユリカだったが、二人で飲みに行った際にマコチがこぼした、「一緒に住んでいる人がいる」という言葉に激しく動揺する。その後、ユリカの初めてのお客である山下章生(浜野謙太)が、雨に打たれるユリカに傘を差し出し、「大丈夫、僕がそばにいます」と優しく語りかけるシーンが描かれた。そのままユリカは山下の自宅に行き、山下といい雰囲気になるかと思いきや、キスの直前で山下が「できない!大丈夫だと思ってたのに。まだ忘れられてなかった!」「これじゃあ…僕は…モトカノマニアだ〜!」と発言。彼もまたユリカと同様の悩みを抱えていることが発覚するという展開に。
視聴者からは「主人公が脳内会議する演出は古いけど、ストーリーはわかりやすいしドロドロしてないし、王道って感じで好き」「マコチが登場するまでの前半はつまらない…と思ったけど、後半の展開に思わず引き込まれた。山下さんの過去が気になりすぎる〜」「ガンバレルーヤよしこの“いい女風”の演技が上手くてびっくり!原作とかなり印象違うけど、主人公の親友役としてはぴったりだと思う」という声が集まっている。
さらに、「元カレ忘れられなくてSNSで検索するのわかりみが深すぎる」「思い出を美化しちゃって現実見れないのわかる」「元カレの一挙手一投足に振り回されちゃう主人公がまるで自分…。正直、元カレに恋人できるとかショックすぎる」という共感の声も多数挙がっている。
「本作の原作はコメディ色がかなり強く、テンポよくストーリーが進んでいくのが特徴です。一方、ドラマ版は原作のコメディテイストを尊重しながらも、元カレへの未練が捨てきれない主人公ユリカの葛藤や寂しさなども丁寧に描かれています。このようなコメディ要素とセンチメンタルな要素のバランスの良さが肯定的な理由と言えるでしょう」(ドラマライター)
原作者である瀧波ユカリ氏はTwitterで、「すばらしい第一話だった」と大絶賛し、さらに「雨のなか山下さんがユリカを迎えにきたところで、グスッ…グスッ…と異音が聞こえてなんだろうと思ったら、私の横でうちの9歳児が泣いてました」とツイート。原作者からも大好評のようだ。
終盤では、マコチの同居人である謎の美女が登場したが、果たして彼女の正体は次回で明らかになるのだろうか。ユリカと山下、マコチの三角関係にも注目したい。