付き合っているガールフレンドの娘(18歳)とベッドを共にしてしまうカー・ディーラー役は、タブーである事を認めた上でダグラスは「人生の終盤を迎えた男の話だ。もう自分は終わりだと思っているけれど、まだ終わっちゃいないのさ。これがこの男の全ての問題の原因なんだ」「ダメ人間についての映画を作る信用を得たと思うんだ。ハリウッドでは『落後者』の話は受けないという風潮があるから、このテーマに取り組んだのは結構意味があることだと思う。暗いストーリーの中にもユーモアを見出せる。痛切に笑える部分もあるよ」
前妻との間の息子、キャメロンが麻薬の販売目的で逮捕されて実刑になったが「今のところ、キャメロンは順調に更生をしつつあるらしい。出所してきたらマトモになってると思う」と家族内のダメ人間については言葉少なめだ。
次回作でマイケルは、派手な衣装で知られる歌手リバラーチェの伝記映画で主人公の愛人役を演じる予定となっているが、出演の決め手の一つは衣装だったそうだ。
「本当はこんな衣装を着たくないけど、ビデオとかを見て、役作りをしているんだ。2011年まで撮影は行なわれない。始めるまで準備はしたくないよ」