佐々木・北斗夫妻が結婚式を挙げたのは、今からちょうど23年前の1995年10月1日。人生の節目となる一大イベントに向け、北斗は「おでこを出すようにしたんですよ」とその髪型を事前に決めていたという。
諸々の準備を経て、いよいよ式が目前に迫った結婚前日。この日群馬で試合が予定されていた北斗は、翌日に晴れの日を控えていることもあり試合を「早く片づけたかった」と言い、「イスで引っ叩いて早いとこKOさせて、3カウントとって帰りたかった」と試合前に青写真を描いていたという。
しかし、その後の試合で北斗を待っていたのは「叩こうとしたら取られて(逆に)引っ叩かれて、すごいでっかいたんこぶできた」というまさかの展開。これにより、北斗は事前の予定を急遽変更し、前髪を下した髪型で結婚式に臨むことになってしまった。
普通の結婚式ではそうそう起こらない、元女子プロレスラーならではのエピソードを明かした北斗。この日同じくゲストで出演していた井戸田潤(スピードワゴン)は「そんな花嫁のエピソードあるんですね。花嫁のエピソードで一番乱暴なエピソードですよ」とその驚きを口にし、スタジオは笑いに包まれていた。
結婚生活の出鼻を思わぬ形で挫かれてしまった形の北斗だが、その後は2人の子宝にも恵まれ幸せな家庭を築いている。また、2015年9月に患ってしまった乳がんについても、現時点ではしっかりと押さえ込めている様子。今後も健康には気を付けてもらい、末永くお茶の間を楽しませてもらいたいところだ。
ちなみに、北斗は上記の他に、自身がリングに入場する際に携えていた日本刀を「どうせだからそれでカットしよう」とケーキ入刀に用いたというエピソードを番組内で披露してもいる。これもまた、北斗以外には経験の無い、貴重なエピソードといえるだろう。
文 / 柴田雅人