まず、マギー審司がマギー司郎に弟子入りした経緯を語る。行きつけのマジック店に行った際、店員に「マギー司郎に昔から憧れてて、弟子になりたいんですよね」と相談したマギー審司。すると、店員に「連絡したらいいじゃん」と、日本奇術協会という多くのマジシャンが所属する協会の名簿を見せてもらう。今では考えられないことだが、その名簿には、名前や住所、電話番号などの個人情報が載っており、「弟子にしてください」と書いたハガキをマギー司郎に送ったことで、弟子入りを果たしたのだ。
それから話題は、マギー司郎の弟子の弟子を舞台にあげるための厳しい条件を語る。この日のMCを務めたバカリズムは「チラッと聞いたんですけど、童貞は舞台に立たせないみたいな」とマギー司郎に質問。「大体18~9で来るじゃないですか?で、聞くんですよ『童貞ですか?』って」と、まず、弟子入り志願者に童貞であるかを確認するらしい。そして、「みんなで行ってきなよ」と童貞の弟子入り志願者を風俗に送り出し、「(風俗に)行って帰ってきて、その話を聞くのが僕の芸の肥やしなんですよ」と童貞の初体験の話を聞くことが、芸の肥やしになっていると語ったマギー司郎。
「女性の気持ちがわからないと、女性客を笑わせられない」という理屈から、童貞を否定する芸人は珍しくない。そういった思いもあるのかもしれないが、番組ではそれ以上語られなかった。
今年でマジック歴51年になるマギー司郎。まだまだ、謎のベールに包まれた存在だ。