「2人といえば、2007年から放送されてきた『ローカル路線バス乗り継ぎの旅』の名コンビです。2008年には最高視聴率15.3%(ビデオリサーチ調べ、関東)を記録したキラーコンテンツでしたが、2017年に終了しました。ところが、最近のテレ東は企画が枯渇しているのか、何とレギュラーで彼らの旅企画を復活させることになったのです」(芸能ライター)
2017年3月からは田中要次、羽田圭介の出演で、新シリーズ『ローカル路線バス乗り継ぎの旅Z』が放送されているが、このシリーズの評判はあまり芳しくない。そんな中、今回の復活に関して、SNS上では「やっぱ太川さんと蛭子さんのコンビがいいなぁ」という声も見られた。実際、旅の最後に蛭子が珍しく「オレ迷惑かけてない?」と聞くと、太川が「大丈夫よ、力にもなってないし」と返すあたりは秀逸だった。
だが、旅のルールには少なからず疑問の声が上がっている。ローカル路線バスを乗り継ぐのではなく、電車旅となった。旅の資金は最初はゼロ。駅を降りて地元の方がおすすめする名所・名物に寄り道できれば旅の資金をゲット。その金額は駅の1日の利用者数に少なさに応じて決まるといい、例えば1日の利用者が1〜50人の場合は最高の5万円がもらえる。ただ、高額な駅ほど人が少ないため、名所・名物探しも苦労するというのが企画のポイントらしい。
しかも、名所・名物を見つけただけではダメで、それを満喫しないと、逆に資金が没収されてしまうというものだ。
長野・軽井沢から湯田中への1泊2日の旅となったが、その中で、ある有名なお寺に行ったものの、拝観時間中はお堂の中は撮影禁止と言われたため、資金が没収されていた。
こうした誰のためのルールなのかよく分からない企画に、視聴者も不満を覚えたらしく、「旅のルールがちょっと分からない! 特に軍資金をゲットできるジャッジのポイントが良く分からない〜」「なんか名所のジャッジ基準が曖昧過ぎ」という意見も寄せられた。いずれにしても、この旅番組は木曜夜7時の視聴率激戦区で定着することができるのだろうか。