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二宮と大野がNEWSの「前座」を務めた黒歴史

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画像はイメージです

 結成20周年のメモリアルを吹き飛ばした、活動休止という驚愕ニュース。今回、嵐が下した決断は、5人で嵐であることを立証するためのものといえる。残りおよそ2年の活動期間を完全燃焼するため、嵐とアラシック(ファンの呼称)は今、全力疾走している。

 そんな嵐は、今でこそ国民的アイドルグループと呼ぶにふさわしい活躍だが、ジャニーズJr.時代、さらには99年の歌手デビュー後にも、首を傾げたくなるような仕事をこなしている。アイドル雑誌の編集者が教えてくれる。

 「NEWSが結成されたときのお披露目記者会見で、二宮和也くんと大野智くんが司会を務めているんです。会見は03年9月15日、一流芸能人などが結婚式を挙げることで有名だった東京・新高輪プリンスホテル(現:グランドプリンスホテル新高輪)で開かれました。使用されたのは、その中でもいちばん大きい飛天の間。350人ものマスコミが集まっています。事前にジャニーズファンクラブで参加者を募集すると、1500組3000人の枠に30万もの応募が殺到したといいます」

 嵐はこの4年前にデビューしているため、NEWSの先輩にあたる。大野に至っては、嵐、NEWSの合計14人(当時)の中で最古参。二宮の同期は唯一、当時はまだNEWSだった山下智久だけだ。そのため、二宮と大野は豪華会見でマイクを握っていながらも、スタートメンバー9人の大半の顔と名前が一致していなかった。現に二宮は、NEWSの初単独東京ドーム公演(08年1月)で応援に駆けつけ、ステージに上がった際、「NEWSで交流があるのは?」と聞かれ、「増田がずっと嵐のバックに付いてくれてたから、ギリ増田かな」と答えている。

 デビュー時、演歌界の大御所夫婦だった森進一と森昌子の愛息という鳴り物入りで入所した森内貴寛(現・ONE OK ROCKのボーカリストのTaka)と、入所からNEWSメンバーの中では最速デビューを果たした最年少の手越祐也に至っては、ファンさえ冷ややかな反応だったという。

 ちなみに、増田貴久はJr.時代、嵐、KAT-TUNのバックダンサーを務めていた。しかし、ある日を境に稽古場に来なくなり、先輩のバックを務めることもなくなった。現場が混乱していると、NEWS結成、メンバーに選出されていたことがわかった。増田が、Jr.時代にお世話になった二宮にデビュー報告ができたのは、プリンスホテルの会見当日だったという。

 二宮と大野が後輩の前座のような扱いを受けていたなんて、今となっては信じがたい。封印したい黒歴史か!?
(伊藤由華)

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