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SMAPの同期 中居と草なぎの思い出

 SMAPの中居正広と草なぎ剛が、ジャニーズ事務所に入所して来年で29年になる。中居のほうが、3か月先輩。当時は、互いに中学生。まだジャニーズJr.の研修生が多くはいなかったため、互いにその存在感を知っていた。

 特に、最年少だった草なぎは中居のことを、強烈に覚えている。レッスン仲間に初めて、炭酸飲料のリアルゴールドを買ってもらったからだ。

 この後、木村拓哉、稲垣吾郎、香取慎吾たちが入所してきた。草なぎにとっては、初めてできた後輩。そのなかにもうひとり「剛」がいたが、草なぎは依然として“ちっちゃいほうの剛”のまま。中居は事あるごとに、「チビ剛、バク転しろよ」と指示して、草なぎを従属させた。それは、さながらジャイアン。まだ小学生だった香取はその姿を見て、「こえ〜」と震えあがった。

 ちなみに、“後輩の”木村、稲垣、香取は、中居と草なぎが光GENJIの2ndシングル『ガラスの10代』(87年発売)のダンスレッスンをしていたころ、オーディションに来たという。

 このころから、水面下で次期歌手デビューの候補に挙がっていた中居は、毎週土曜日、東京・後楽園でおこなわれていたローラースケート教室に通うことを義務づけられていた。ローラーゲームのスポーツ集団・東京ボンバーズの練習に、強制的に参加させられていたのだ。しかし、中学生といえば、まだ遊びたい盛り。2回だけ出席して、その後はサボった。その数か月後、真面目に通い続けていた佐藤アツヒロが、光GENJIに抜てきされた。同じ地元、同じ学校、1年違いという旧友のまさかのデビューに、中居の心中は複雑だった。

 来年が歌手デビュー25周年のSMAP。現在、メンバー全員の連絡先を知っているのは、草なぎだけ。中居は稲垣、木村の携帯番号を知らず、今年、香取の番号を知ったばかり。その香取と草なぎはプライベートで仲が良く、ラジオも20年続けているが、最近は、木村と稲垣も私生活で連絡を取りあっているという。

 気になるSMAP事情。次週も続けて、掘り下げていこう。

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