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お笑い芸人がマラソンランナーに抜擢されるワケ

 9日放送のフジテレビ「めちゃ×2イケてるッ!」で、お笑いコンビ・オアシズの大久保佳代子が2015年「FNS27時間テレビ」のマラソンランナーに挑戦することが決定した。

 昨今の特番では、マラソン企画は必至。その中でも、お笑い芸人がマラソンランナーを務めることが非常に多い。1978年から毎年8月下旬に生放送されている日本テレビのチャリティ番組「24時間テレビ」では、1992年の第15回からチャリティーマラソンが開始した。番組終了までにゴールとなる日本武道館を目指すという過酷なマラソンで、今まで様々なドラマが生まれてきた。

 記念すべき初のマラソンランナーは間寛平で、1992年の第15回と1993年の第16回と2年連続でマラソンランナーを務めた。しかも、なんと1993年の第16回では200kmを完走した。他のランナーは、1994年(第17回)ダチョウ倶楽部、1995年(第18回)間寛平、2000年(第23回)トミーズ雅、2003年(第26回)山田花子、2006年(第29回)アンガールズ、2007年(第30回)萩本欽一、2008年(第31回)エド・はるみ、2009年(第32回)イモトアヤコ、2013年(36回)森三中の大島美幸。2015年現在まで23回チャリティーマラソンが開催され、21組の芸能人がランナーとして感動を与えてきたが、その内9組が芸人。実に40%以上が芸人で、3回に1回以上の確率で芸人が走っている。

 フジテレビ「FNS27時間テレビ」では2004年に加藤浩次、2011年にはナインティナインの矢部浩之が100kmマラソンに挑戦。加藤浩次は87km付近でリタイヤとなったが、矢部は見事に完走した。「27時間テレビ」だけでみると、2012年にSMAPの草なぎ剛が100kmマラソンに挑戦したのみで、今回の大久保も含めると、4回中3回が芸人で実に75%の確率で芸人が選出されている。

 なぜこうも芸人が抜擢されるのだろうか? キーポイントは3つある。まず1つ目は「バラエティ番組との関係性」。

 「昨今では『24時間テレビ』でも『27時間テレビ』でも、レギュラー放送しているバラエティ番組を軸にしていることが多いので、必然的に人気バラエティ番組に出演している芸人が選ばれるケースが多くなります」(構成作家)

 もう1つ目は「ギャップでの感動」。

 「普段からバラエティ番組でバカなことをやっている芸人が、真面目に必死な顔でマラソンに励む姿に、感動する視聴者が多いです。なんだかんだいって、応援したくなりますからね」(テレビ関係者)

 そして最後は「使い勝手の良さ」。

 「例えば、俳優や女優が走るとなると、ドラマや舞台出演の影響もありますし、怪我や事故が起きた際には賠償問題に発展する可能性もあります。また、CMスポンサーなどと数年契約している方もいらっしゃいますので、リクスが怖い。別に芸人さんを大事にしていないことはないですが、芸人さんは何かトラブルになっても笑いにしてくれますからね。そこが安心です」(バラエティ番組ディレクター)

 今回、初の女性ランナーに選ばれた大久保は、88km以上走ると力強く宣言。果たしてどんな「FNS27時間テレビ」になるのか、期待しよう。

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