毎回、“やれたかも委員会”の元に、相談者が来訪。お色気満載の「やれたかもしれない」相談事を打ちあけ、長机に横一列で並んで聞いている委員会3人は、「やれた」、「やれたとは言えない」の札を挙げて、ジャッジする。いったい何をやれたのか。その核心は、あえて突かないのが大人の流儀だ。
委員会と相談者によって展開される議論の合間には、丁寧かつ艶っぽい描写がふんだん。ドラマ・映画「闇金ウシジマくん」シリーズで企画、プロデュース、脚本、監督を務めた山口雅俊氏が演出を担当しているとあって、深夜に観るにはちょうどいい。
紅一点の白石といえば、乃木坂イチの美女。写真集は異例の大ヒット。モデルとしても活躍中だ。そんな純情可憐なイメージを払しょくするのが、過激な台詞だ。
メガネに、ストレートヘア。常に背筋がピンと伸びており、クールで無表情。着衣は決まって膝上のミニタイトスカートの上下スーツ。キャリアウーマンさながらの彼女は第1話で、高校時代に“やれたかもしれない”思い出話を語るウブな社会人に対して、「(当時は)童貞だったんですか?」と飄々と聞く。さらに、相談者から、眠くなった女子大生がベッドに横たわった旨を話されると、みずからも長机の上で背中を向けて横たわり、同じ体勢を再現した。そして、上半身を起こして、「なにげなくベッドに誘ったり、もうちょっと何かあってもいいんじゃないでしょうか」とエロティックな視線で投げかけた。くびれたウエストからプックリふくらんだお尻のラインは、乃木坂では絶対に見せないお宝シーンだ。
2話でも同じく、ボディラインがクッキリ浮き出るミニスカート。ナイトクラブでナンパした女性と屋上、ホテルまでの道のりで何度もキスしながらも、ホテルに入れなかった旨の相談を受けた。すると、「キスのあとにセックスがあるという考え方自体、私にはちょっと……。キスはキス。セックスはセックスです」とまさかの台詞で、サディスティックに斬った。さらに、APAホテルを、「私も時おり利用するのでわかりますが」と庶民的な一面も見せた。
童貞、キス、セックス、ホテル利用を白石に言わせる『やれたかも委員会』。これからの展開に、期待と股間が膨らむばかりだ。