対戦相手が決定した時の会見で「打撃で勝負したい。それが自分のファイトスタイル」と話していた泉。決戦を6日後に控えても、その考えにブレはない。
この日も打撃に磨きをかけるため、三崎を特別コーチとして道場に招へい、必殺の飛びヒザ蹴りを学んだ。指導に先立ち「絶対に相手をKOできる」と三崎。その言葉どおり、太もも周り73センチの足から繰り出される飛びヒザ蹴りはまさにすさまじい破壊力。試しにミットで受けたレジェンドレスラーの安生を吹っ飛ばした。
安生は泉について「ポテンシャルはすごい。やはりトップに上りつめる人は違う」とその素質に惚れ込んでいる様子。精神面についても「全く心配ない。家に帰っても常に頭の中でシミュレーションしてる。非常に頭のいい選手」とベタ褒め。
この2カ月間の練習について「ほぼ打撃しかやっていないという感じ」という泉。フィニッシュの理想はもちろん打撃でのKO。果たして、三崎仕込みの必殺技で勝負を決め、師匠らの期待に応えることができるのか。いよいよゴングが迫ってきた。