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田中正直のウェブランニングクリニック 「第63回 筋肉痛」

 今回のテーマは筋肉痛です。

 どんな人でも一度は経験したことはあるはずです。大抵の方が、運動をした翌日か翌々日にやって来ます。この筋肉痛には「遅発性筋肉痛」という正式名称があります。それに対して、運動中や直後に起こるものは「現発性筋肉痛」といい、大抵は1〜2時間でおさまります。

 もちろん、肉離れや断裂などの傷害による激しい痛みも、運動中に生じますが、この痛みは筋肉痛とは呼びません。筋肉痛の原因について幾つもの仮説があり、現在も解明されていないようです。

 原因の1つに乳酸が出てきていました。「筋に乳酸が蓄積するから」この原因は、乳酸濃度が運動後短期間に回復してしまうため、「現発性筋肉痛」には関与しても、「遅発性筋肉痛」に関係ないようです。

 筋繊維や筋周囲の結合組織が損傷し、炎症が起こることで筋肉痛が起きるというのが現在最も有力な説とされているようです。

 また、以前は筋肉痛なしに筋肥大はないと言われていたようですが、今では筋肉痛そのものは筋肥大に不可欠ではないようです。もちろん筋肉痛が出る程度のトレーニングは必要であり、トレーニング量の目安になります。

 年を取ると遅発性筋肉痛が若い人より遅れて出るとよくいわれます。私自身も信じていました。しかし、統計的調査では年齢と痛みの遅れとの間に、はっきりした因果関係が見い出されていないのが現状です。

 年齢よりもトレーニン量や質によって違う傾向があるそうです。運動が軽い時は、筋肉痛も軽いが出るのが遅く、運動が激しい時ほど、激しい筋肉痛が早く出るといった傾向が認められています。

 自分のカラダを科学的に知っておくことで、怪我の予防になったり、パフォーマンス向上に繋がりますので皆さんも当たり前と思っていることに目を向けてみましょう!

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写真は、筋力トレーニングの様子、片足スクワット 各30回くらい

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