同社によると、「夕顔」の負債総額は5億3305万円で、債権者はアミューズ1社のみ。
協定案はアミューズの債権額5億3305万円に対し、アミューズの「夕顔」への未払報酬債権1619万円を相殺。
そのうえで、協定案認可後に、「夕顔」がアミューズに1000万円を支払うと同時に、残債権が免除される内容だという。
アミューズは同社の取材に対し、「『夕顔』への回収不能債権は平成30年3月期に引当金として全額計上済み」とコメントしているという。
「淫行事件を受け、NHKの主演ドラマの放送中止や出演作の撮り直しなどをめぐり、複数の賠償問題が発生。そのため、アミューズが賠償金を肩代わりしたようで、それがそのままそっくり負債額になったとみられる。おそらく、その負債額のうちかなりの割合を占めるのはNHKのドラマか。NHKは受信料で運営されている手前、ドラマの制作費など、視聴者の請求があれば開示する義務があるので、すべてクリアにしておく必要があり、きっちりアミューズから“回収”したのだろう」(芸能プロ関係者)
以前、一部が報じたところによると、「夕顔」が設立されたのは12年9月。小出がNHKの朝ドラ「梅ちゃん先生」に出演していたころで、節税目的に設立されたという。
アミューズの“恩情”で5億円以上の負債がチャラになったとみえる小出だが、事務所との契約解除など、淫行の代償はあまりにも大きすぎたようだ。