芸能界では、未成年者に対する不適切な行為の報道は後を絶たない。
記憶に新しいところでいうと、俳優・小出恵介は、山口と同じ“酒グセ”の悪さから過ちを犯してしまった。17歳の少女に酒を勧め、ホテルに連れ込み避妊もせず何度も無理やり行為に及んだ。小出は事実を認め、所属事務所から無期限活動停止処分を受けた。事件から間もなく1年が経とうとするが、活動の復帰の兆しはない。
今となっては日本を代表する元政治家であり、ワイドショーの“厳しいご意見番”で知られるタレント・東国原英夫も、未成年との不適切な行為でバッシングを浴びた人間の一人。芸人「そのまんま東」時代の1998年に、16歳の女性から性的なサービスを受けた。『淫行事件』として大々的に報道され、芸能活動を約5カ月間自粛した。少女からはサービスを受けていただけだったため法的な罪にはならなかったが、社会から厳しく糾弾された。
他にも、極楽とんぼの山本圭壱が、10代の少女に飲酒をさせて性的暴行を行ったとして書類送検されている。不起訴とはなったが、この騒動により所属事務所を解雇された。狩野英孝は、未成年者と不適切な関係をもっていた疑惑により、無期限謹慎を発表した。山本は、解雇された約10年後に同事務所に復帰。狩野の謹慎期間は約半年にとどまった。
今回山口は、無期限で芸能活動を謹慎する処分が下された。これまでに同じような問題を起こした芸能人を見ると、騒ぎが鎮静化すれば芸能活動を再開している者がほとんど。山口の今後に注目が集まっている。