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浮気癖のタイガー・ウッズ、暴行騒ぎのナオミ・キャンベル。“立身出世”セレブたちの意外な共通点

 不倫騒動によるツアー出場自粛から復帰を発表したタイガー・ウッズ、ハイヤーの運転手への暴行騒ぎが不起訴となった、スーパーモデルのナオミ・キャンベル。彼らは、若くしてアメリカの人種差別の壁を破り、それぞれの活躍の場で成功した輝かしい経歴を持つ。しかし、華やかな名声の裏でトップであるがゆえの「孤独」とも戦い続け、各自心の「ひずみ」も生み出している。共に輝かしい功績を持ち、今なお活躍しているセレブ達に一体何が起きたのか。

 病的な浮気性で、無期限のツアー欠場を表明していたタイガー・ウッズ(4月に復帰予定。)は、騒動後に厳しいセックス依存症の治療を受けた。自らを白人でもあり、黒人でもあり、アジア人でもあるという意味で“コーカネイジアン”と称していた彼は、黒人の父とタイ人の母を持つ。そんなタイガーが、プロ転向後契約時、スポンサーであるナイキ社のCMで衝撃的なある発言をした。
 「この国(アメリカ)には肌の色のため僕がラウンドできないコースがある。プロになった僕に対する“準備”は出来ているかい?」

 特殊部隊グリーンベレーの一員としてアメリカのために戦った誇り高い父と、アメリカの複雑な人種社会の期待を一心背負ったタイガー、彼は心のよりどころである父が亡くなってから精神のバランスを崩している。

 一方、「ナオミよ」というエステのCMや、久保田利伸とのデュエット曲「LA・LA・LA LOVE SONG」の大ヒットで日本でもお馴染みのモデル、ナオミ・キャンベル。数年前にもジーンズが見つからないと、家政婦に電話を投げつけたり、空港で暴れたりと暴力事件を起こしている。
 彼女は、白人の多いロンドンで生まれ育ち、15歳でモデルとして活動。そして1988年、黒人モデルとして初めてパリ版『ヴォーグ』の表紙を飾るという輝かしい経歴をもつ。当時撮影された、ハーブ・リッツの「大きな魚を頭に乗せたナオミ」の写真は世界中で有名になり、業界の差別撤廃に大きな一歩を踏み出した。この頃の彼女は、「誇り」に満ちていて、とても10年後に暴力事件を起こす女性には見えなかった。

 何が彼らをそうさせたのか。自身の成績や知名度が高くなるにつれ、「人種の壁」をさらに突き破っていかなければならないプレッシャー。タイガーもナオミも、20代の若さで先駆けとなってしまったが為に、常に業界トップを走っていかねばならなず、それが出来る人間は非常に限られていて孤独だ。その重圧は一般人には想像しがたい。

 どんなに有名になっても、ぬぐえない差別のトラウマを、タイガーは白人女性とのセックスで埋め、ナオミは自分に意見する他人を見下す事で心の折衝を計っている。過去に歌手のダイアナ・ロスも、空港で職員に言いがかりをつけたり、突如、気むずかしい人物に豹変すると報じられてきた。マイケル・ジャクソンも貧しい黒人家庭で育ったトラウマが奇行の発端だとも言われている。これら一連の騒動を振り返ると、セレブの問題行動と、人種差別のトラウマは無関係ではないようだ。まだ未来のあるタイガーとナオミ、晩年のサミー・デイヴィスJrのように“心晴れやかなセレブ”となれる日は来るのだろうか。

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