番組では、2018年のプロ野球個人タイトル獲得者とベストナイン選手をフリップで紹介。セ・リーグMVPの丸佳浩選手(広島東洋カープ)、パ・リーグの山川穂高選手(西武ライオンズ)らが紹介されると、いつもは厳しい張本勲氏も納得の声を上げる。
さらに、最多勝や最多奪三振などセリーグの投手タイトルを総ナメにした菅野智之投手(読売ジャイアンツ)についても、「群を抜いている」と称賛した。
問題発言をしたのは関口。セリーグの打者部門(首位打者・最多本塁打・最多打点)を中日・ビシエド、横浜DeNA・ソト、ヤクルト・バレンティンが獲得したことに触れ、
「これがいけませんじゃないですか。セリーグは全部外人ですよ。これはどうにかならんですか」とコメント。ゲストの荻原次晴氏は、苦笑いを浮かべる。
張本氏も「いやあ良くないね。パ・リーグは全部日本の選手だから。頑張らないと」と日本人選手にエールを送るも、外国人選手が打撃3部門を独占する状況について、「良くないこと」という見方を示した。
関口の「外人」発言について、ネットユーザーからは「コンプライアンスがわかっていない」「今の時代、外人と発言するのは不適当」などと怒りの声が。また、外国人選手が打撃3部門を独占したことを「良くない」とした関口・張本両氏についても、「外国人であろうと日本プロ野球で活躍しているのだから祝福するべき」「日本人頑張れというエールならわかるが、『良くない』とは許せない」「外国人労働者が増える中でこんなこと言っていいの?」「ヘイトスピーチでは?」など、怒る人が続出している。
『サンデーモーニング』内では、差別やヘイトスピーチを厳しく糾弾している関口が、「外人」「外国人選手がタイトルを取ることは良くない」などと発言することに違和感を覚える人は多く、中には「ヘイトスピーチを糾弾したいのではなく、特定の民族に対する逆風発言を嫌っているだけなのでは」という声もあるほどだ。
本人としては思わず出た言葉なのだろうが、不適切といわざるをえない。