橋口師は「大きく出遅れてしまったからね。あんなに出遅れたのは初めて。開幕週の前残りの馬場状態であれは痛かった。ばん回のしようがなかった」と悔しそうに振り返った。
そのため、この中間はゲート練習を入念に消化。ここ2走続いたスタート難を解消しようと躍起になって取り組んできた。「もう心配ないと思う」と練習の成果はバッチリ。調教の動き自体も軽快で、6日の1週前には坂路で800m57秒8→41秒5→12秒2をはじき出した。
「もともと中京コースと相性がいいんだし、差しが利く今の馬場状態の方が力を出せるはず。結果を出してサマースプリントシリーズへ弾みをつけたい」と期待していた。
【最終追いVTR】坂路で藤岡佑騎手を背に追われた。雨中のケイコにもかかわらず、道中はスムーズな走り。ゴール前では気の悪さを出してモタれたが、鞍上がステッキで修正。余力残しで800m52秒8が出れば及第点だ。