人気ホラー作家・山田悠介の原作で映画化された同作。死刑制度が大改正された日本で、正哉(清水)は巨大なビンゴカードの上に凶悪殺人犯と共に連行される。被害者家族が行うビンゴゲームで、自分がビンゴになれば即死刑執行という中、原作には登場しないヒロイン・真弓(松井)が正哉を見つめる。全国順次公開。
映画初主演となる清水は、オファーが来た時は「純粋にうれしかった」と喜びを語った。しかし、死刑囚の役柄などにとまどい、「チャンスだし、ピンチだなという何ともいえない感情」が湧いたことを明かした。また、出演の話を「ほんとうにうれしかったです」と振り返った松井とは、衣装合わせの際に初めて対面したという。清水は、松井のあいさつがぎこちなく、松井を「人見知りする子」なのかと感じたことを告げた。ただ、松井は、衣装合わせが朝でメイクをしていなかったため、「初対面ですっぴんかあ、と思うと、まともに目も見れずというあいさつだったのは、すごく覚えています」
しかし、清水は、「非常にシャイな子」と思っていた松井から、今作の試写会などのトークショーの本番らで、いきなり、「最後に清水さんへ、最近ハラハラしたことは何ですか?」と質問を向けられたエピソードを紹介。松井から「無茶ぶり」をされた清水は、松井のことを「ガツガツ来るんだなあ」と感じたという。松井は、詰めかけたファンへ、「みなさんは今、一回目(を見終わった)。試写会で何回か見て下さった方もいらっしゃると思いますが」と前置きし、「伏線や改めて気づく場面がすごくあると思いますので、一回といわず、たくさん見ていただき、お友だちとかも誘っていただいて、ヘビーローテーションしていただけたら、うれしく思います」とメッセージを送った。(中村道彦)