番組では、平野がいつも通り豪快な手つきでユニークな料理を見せる。七草ではなく、臭いの強い食材7つを集めた「七臭がゆ」や、タラコをふんだんに使った「沈まないタラコ鍋」など、平野でなければ思いつかないような料理を次々と完成させる。
番組終盤、メインディッシュとして調理に着手したのが、「おったて鯛」。鯛を電子レンジで塩焼きにしたのち、大根のつまの上に鯛を立たせるという前代未聞の料理だ。
「ふにゃふにゃだと立たない」など、かなりきわどい言動をしながら鯛を掴んだ平野は、大根のつまの上に尻尾から豪快に鯛を突き刺す。不安定なようにも思えたが、見事に「おっ立てる」ことに成功した。
さらに注目されたのが、立てた鯛をどのようにして食べるのか。横に置くものと思われたが、なんとケバブの要領で立たせたまま、箸で身を削る荒業に。この様子に、視聴者はまたも驚くことに。
注目の味は、鈴木福や吉田羊が「おいしい」と絶賛。見た目はかなり変わっているが、味はしっかりしていたようだ。
「かなり豪快でいい加減にも思える平野の料理ですが、その様子が逆に家庭的で現実に近いと評価されている。
『おったて』については、これまでもブロッコリーやポテトサラダを立たせ、お茶の間を震撼させており、鯛は2018年バージョン。今後のどのような料理を『立たせる』のか注目されています」(芸能関係者)
料理で人々を楽しませる平野。料理研究家というより、料理エンターテイナーという肩書きがふさわしいのかもしれない。