彦根城築城400年祭のキャラクター「ひこにゃん」のように認知度が高いものから、地元の人間も知らなかったようなキャラクターも存在し、さらにはイラストでの見た目と、実際に動く着ぐるみの見た目に違和感…というか、差がありすぎるキャラクターも存在する。
見た目のモチーフは、土地の名産品・歴史人物から創られたものや、イメージから創られたもの、動物を擬人化したもの、名物品の姿にそのまま手足をつけたもの…と、形・クオリティも様々で、岐阜県の「のぶさま。」は織田信長(歴史上人物)+日本オオカミ(動物)と、二つを合わせたイメージにして創られているし、その土地から何も引用されていないキャラクターや、逆にキャラ名から決定してデザインが創られたものもある。
また、ネット動画でPVを流す「夕張夫妻」は、北海道夕張市のキャラクター。負債に苦しむ夕張市の自虐的応援ソングとして、今年1月にテレビでも紹介された。
岐阜県柳ケ瀬商店街“非”公式キャラクターとして産声を上げた「やなな」は、人魚がモチーフとなっているのに、なんと頭部が段ボールで出来ているというゆるさ。得意なポーズは体育座りと、カワイイのにダウナーな感じ。「段ボールでごめんなさい…。」という、これまた脱力感溢れる名前のブログで、活動状況を報告している。キャラクターグッズの販売サイトやmixiやTwitterのアカウントも持っており、ゆるくてダウナーなイメージながら、なかなかの商売上手だ。
もしかしたらあなたの町にも、濃くてかわいいゆるキャラが存在しているかも?
写真:左から、マネージャーのまゆみん、やなな、マネージャー佐藤徳昭氏
(前野クララ 山口敏太郎事務所)
参照 山口敏太郎公式ブログ「妖怪王」
http://blog.goo.ne.jp/youkaiou