4月はじめの夜。東京・六本木のクラブAは、芸能人、ミュージシャン、モデルなどであふれていた。この夜は、クラブAの閉店パーティーだったのである。舞台ではDJが、その技を披露していた。
と、その時、中村師童が突然ステージに上がった。酔っている。マイクを掴み「『週刊××』『週刊○○』かかってこいやーッ!」と絶叫したのだ。
この夜、クラブAに居合わせたテレビ関係者は、次のように証言する。
「最初は、やんやの喝采でしたよ。なにせ中村獅童ですからね。いやあ、盛り上がりました。『いいぞ、いいぞ!』などという掛声もかかったためか、本人はノリノリ。週刊誌の誌名を何度も叫び続けたんです」
調子に乗った師童は、マイク・パフォーマンスをなかなかやめない。その間、10〜15分も大暴れ。さすがに、DJも困り果てた様子だったという。