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ラクダ肉のステーキなど激レアな肉料理に出会える「TOKYO 肉バル220」

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入手困難なラクダ肉

 「とにかく肉が好きだ」、または「お酒と一緒に肉を食べたい」という人にオススメの店がある。都内の世田谷区祖師ヶ谷大蔵駅近くのウルトラマン商店街にある「TOKYO 肉バル220」だ。

 先月の28日にオープンしたばかりの同店では、国内外から厳選した牛肉、豚肉はもちろんのこと、ダチョウの肉やカンガルーの肉、ワニの肉など、時期ごとに日本ではあまり口にすることの出来ない、貴重な肉を提供している。肉をメインとした料理ということで、仕事帰りにちょっと肉と酒を楽しみたいという30〜40代の男性に人気が高いという。

 「バル」と店名にある通り、軽食とお酒を楽しむスペイン風の居酒屋「スペインバル」を意識した作りとなっており、肉に合うワインの数も豊富だ。なかでもオススメなのが、肉料理専用のワインとして最近注目を集めている通称“黒ワイン”と呼ばれる「CARNIVOR(カーニヴォ)」で、濃厚な味が、あらゆる肉料理の美味さ引き立てる。

 貴重な肉としては同店では「ゴジラの手」という通称で呼ばれるワニの足付きの「ワニの唐揚げ」(780円)なども、見た目のインパクトも抜群で美味しいのだが。それ以上に日本ではなかなか食べることができない、「ラクダステーキ(180グラム 1.300円)」に注目してもらいたい。

 ラクダの肉は国内では殆ど流通しておらず、肉の仕入れ担当者の話によると、ラクダの肉は、オーストラリアが主な取り扱い先だそうだが、殆どが中東で消費されてしまうため、同店でも入手するには1か月ほどの時間が必要だという。今回の取材ではラクダ肩ロース肉のステーキを偶然食べることが出来たが、普段は同店でもタイミングが合わないと食べることが出来ない、激レアな肉だそうだ。味は、牛肉よりさらに濃厚な感じで、黒ワインとの相性が抜群に良いので、ワインが好きな人にはかなりオススメな肉だ。

 さらに肩ロース以上に貴重なのがラクダの「ランプ肉」だそうだが、そちらの部位は肩ロース以上に入手が困難で、同店担当者の話によると「入手できる確率は奇跡に近い」とのこと。奇跡とはいえ、絶対に仕入れ不可という訳ではないそうなので、もしかすると、偶然来店した時にあるかもしれない。

 正統派の肉としては、アンガス牛のプレミアムリブロースなどがオススメ。とにかく柔らかく焼きあがっており、口に入れるとすぐにとろけてしまう程で、同店でも一番人気の肉だそう。豚肉としては「AVOTONのグリル」が美味しい。「AVOTON(アボトン)」とは。メキシコでアボカドだけを食べて育った豚の肉で。甘くとろけるような食感が特徴だ。さらに成分的には「オレイン酸」という不飽和脂肪酸(体に吸収されにくい脂肪分)がたっぷり含まれているとのことで、健康的で美味しい豚肉となっている。

 他にも「ダチョウのたたき」や カンガルーの肉(ルーミート)を使った串焼きなど、ありとあらゆる種類の肉料理が揃う。季節のよって鹿やイノシシの肉なども提供を考えているとのことで、来店すれば新しい肉料理の世界を体験できることだろう。(斎藤雅道)

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