「いくよ」
の声とともに、痛みに顔を歪めながらも、男に必死にしがみついての処女喪失はまさに“初体験さながら”であった。
その後、段々と大胆に、積極的になってゆく小島。シャワー室での濃厚なペッティングや、ベッドにもつれ込み、美乳を揉まれ、乳首を吸われるサマはオヤジ殺しの本領発揮だった。
山本寛斎の娘で女優の山本未來(44)が大胆な濡れ場を見せたのが『不夜城』(’98年)だ。
相手役は金城武。彼の隠れ家マンションでベッドに荒々しく倒される未來。やや小ぶりな白磁の乳房が揉みしだかれる。ベッドシーンでは猛然と腰を律動させる金城の猛攻に、未來はベッドからズリ落ちんばかりにのけぞる。そのド迫力は外国人女性並み。ツンとした乳首、乳房を震わせ、髪を振り乱し「アゥッ、アァ〜」と感じまくる喘ぎ声もなかなか真に迫っていた。
21世紀に時は移る。2000年代になると、有名女優があまり脱がなくなる不作の時代の到来となるのだが、心ある女優はきっちりと脱いで、本番したように汗だくになっていた。
たとえば、『ジョゼと虎と魚たち』(’03年)の池脇千鶴(37)は、清純派としては“予期せぬ完脱ぎ”を敢行し世間をビックリさせた。
脚の不自由な美少女役で、恋仲になる青年(妻夫木聡)と彼の部屋で情交に至る。慣れない2人で行われるぎこちないセックスに実感がこもる。ベッドシーンで池脇の小ぶりな乳房がポロリと現れ、彼女のおぼこさの残る乳首もフルオープン。この自然体の流れの中で、一種おごそかにとり行われる初々しい濡れ場であった。
池脇同様、清純派だった中越典子(39)が主演した『ストロベリーショートケイクス』(’06年)にも驚かされた。もちろん全裸も披露しての完脱ぎなのだが、からみよりも、映画では珍しい顔射シーンが「AV超えでエロすぎる」と評判になったからだ。
彼氏へのあてつけのため、別の男とホテルに直行。フェラチオシーンではまだ驚かないが、直後に中越の顔に白い液体がかかるという前代未聞の顔面発射シーンなのだ…。
(明日に続く)