鈴木祐斗氏による原作は、2020年11月より集英社「週刊少年ジャンプ」で連載を開始し、現在までに単行本は23巻刊行、全世界累計発行部数は1500万部を突破している。内容は、全ての悪党が恐れる元凄腕の殺し屋・坂本太郎が「坂本商店」を営みながら、愛する家族との平和な日常を守るため、次々と襲い来る客と戦う“日常×非日常”のソリッドアクションストーリーだ。
坂本は引退後、推定体重140キロのふくよかなボディだが、戦闘に入ると急激に痩せ細るという設定で、目黒は特殊メイクによる体重140キロの坂本と、本気モードでスマートになった坂本を演じ分ける。
体重140キロを再現した目黒のビジュアルが注目されるが、この実写化のニュースにSNS上では「また福田か」「どうせムロも出てくるんだろ」「約束された爆死映画」など原作ファンからの声が集まった。
「福田監督はこれまで『銀魂』シリーズや『今日から俺は!!』などをヒットさせた実績があります。一方で俳優・佐藤二朗、ムロツヨシらが『福田組』の常連になっているのに加え、コメディー色が強く、原作のテイストから離れた仕上がりとなることも少なくない。そのため、原作ファンから評判が良くない側面もあるのです」(芸能ライター)
福田組といえば、「サカモトデイズ」の発表に前後して、同じく「週刊少年ジャンプ」で連載されていた甲本一氏作の人気マンガ「マッシュル -MASHLE-」も福田監督で実写映画化され、俳優・新田真剣佑が主演するとの報道もあった。「マッシュル」は23年4月期にアニメ化され、第2期のオープニングテーマに使われたCreepy Nutsの「Bling-Bang-Bang-Born」が大バズリしたのは記憶に新しい。
人気マンガの実写化は、キャラクターと俳優のイメージが合っていないなど、とにかく批判されることが多い。「マッシュル」のほうもいずれ正式発表されれば、論議を呼びそうだ。