樹木さんの死後、いくつかの仕事が出ているが、それらは自らの死期を見越したものだといえる。NHKで9月26日に放送された『“樹木希林”を生きる』もそのひとつだろう。
「この番組は、2017年6月に樹木さんから取材許可をもらい、長期密着を始めたようです。樹木さんといえば、インタビュアー泣かせの気難しい人といったイメージでしたが、この案件は樹木さん側から許可が出たそうです。やはり自らの死期を見越して、自分を撮ってもらいたいと思ったのでしょう。ただ、この番組でも、ディレクターのヌルい取材姿勢に対して樹木さんがいらだちを露わにする場面もありました」(芸能ライター)
「安易な感動路線」はまっぴらごめんということなのだろう。その点でいえば、今回の新聞広告は樹木さんらしいユーモアがあふれているといえる。ネット上も「なんだかほっこりとするな」「確かに自分で考えるの重要だわ」といった声が聞かれる。樹木さんの最後のメッセージは多くの人に届いているようだ。