「この再始動について、彼らは“放牧”の反意語として『集牧宣言』という言葉を使っています。放牧していたのは約1年10か月。ファンと思しきSNSを見ると、『待ってました』と祝福の声が多く寄せられる一方、『そんなに休んでいたのか』、逆に『活動再開早いな』という意見も見られます」(芸能ライター)
この時期の復活の理由としてささやかれるのが、『NHK紅白歌合戦』の出場だろう。『紅白』側としても、人気のある3人の復活の舞台としてアピールすることができるし、彼らにとっても格好のステージになりうる。
ただ、そもそも彼らは「充電」できたのだろうか。3人の中で最も動きが気になるのはボーカルである吉岡聖恵だ。半年前の4月29日には、ソロデビューを果たしている。曲は中島みゆきのヒット曲「糸」。これまで多くのアーティストがカバーしてきた言わずと知れた名曲である。だが、あえてこの曲を挑んだことに、リスナーたちからは「なんで今さら?」などという疑問の声があがったものだ。
「実際、『糸』のカバーは依頼されたものだと、本人はWebのインタビューで語ってはいますが、結果的にうがった見方をされてしまいました。さらに10月24日には、吉岡個人として、先に手がけた『糸』のみならず、ゆずの『少年』や大瀧詠一の『夢で逢えたら』など11曲が収められたカバーアルバム『うたいろ』もリリース。ただ、再結成するこのタイミングでソロアルバムを出すというのは、どういう戦略があるのかは定かではありません」(同)
来年4月からはファンクラブ限定のツアーを8年ぶりに開催するという3人。一般リスナー向けの披露の場が『紅白』になるのかは未定だが、この「放牧」期間が彼らにどんな効果をもたらしたかは、この後の活躍を見てのお楽しみということだろうか。