“妹の七光り”がどこまで通用するのか。上野まなといっても、知る人はほとんどいない。まなは高校卒業後、イルカの調教師や美容師を目指すが挫折。その後、歌の道を志して、6年前から東京・秋葉原でストリートミュージシャンを始めた。現在はライブハウスを中心に活動。昨年7月にはファースト・ミニアルバム「Fairies〜フェアリーズ」を発売した。
「夢はバラエティーで活躍すること」と目標を掲げるまなは、1月15日、東京・渋谷のライブハウス、Milkywayで単独ライブを開催する。その直前にマスコミにタレントデビューの件をもらすのは、いかにもそのプロモーションの印象はぬぐえない。1月9日付のブログでは、「あのね、まだみんなに発表していない、あるお知らせがあるんだけど、ようやく発表できそうな予感です。今日はその新たな初仕事? でした。明日もまた打ち合わせがあるよ。ワンマンの会場でみんなにちゃんと発表できるといいな」とライブでの発表を予告していたが、ライブより前に公表したことで、ファンの心中も複雑なところだろう。
1月18日で29歳となるまな。新たな分野にチャレンジするには、決して若くはない。バラエティーの世界で成功するかどうかは、まさに本人の腕次第。果たして、新境地が開拓できるのか。今後のまなに注目してみたい。
(坂本太郎)
画像:上野まなオフィシャルブログ http://ameblo.jp/mana-ueno/