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石原慎太郎東京都知事「津波は天罰」発言

 東京都の石原慎太郎都知事(78)の発言が波紋を呼んでいる。14日に都内で蓮舫節電啓発担当相と会談、節電への協力要請を受け、その後、記者団から東日本大震災の国民の対応について問われると、「我欲で縛られた政治もポピュリズムでやっている。それを一気に押し流す。津波をうまく利用して、我欲をやっぱり一回洗い落とす必要がある。やっぱり天罰だと思う。被災者の方々はかわいそうですよ」と述べた。

 さらに、その後、都庁で神奈川県の松沢成文知事(52)などと会見、ここで記者団から先ほどの発言の真意を聞かれるも、「大きな反省の一つのよすがになるんじゃないですか。それしなかったら犠牲者たちは浮かばれない」などと釈明するも、発言の撤回、謝罪はなかった。

 また、一部報道では、発言の際に石原氏は「被災された人は非常に耳障りな言葉に聞こえるかもしれないが」との言葉を添えたと説明しているが、実際は話していなかったという。

 今回の地震により、東京でも鉄道網の混乱や計画停電などで多くの都民も被害にあっている。石原氏は4月の都知事選への4選出馬を表明しているが、今回の“天罰”発言がどう選挙へ影響するのだろうか。

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