公式リーグ戦2日目が開催されたこの日、メーンでは暴走キングコングこと真壁が大暴れ。左ヒザの負傷から復帰してきたディフェンディングチャンピオン、棚橋との今大会の初戦に臨んだ。
開幕戦で井上亘を沈めて勢いに乗る棚橋を“完封”する闘いだった。序盤から場外乱闘に引きずり込み、執ようなイス攻撃で痛めている左ヒザを粉砕。ディフェンディング王者の出ばなをくじく。その後も場外に設置したテーブル目掛けて断崖式のニークラッシャー、ヒザに向けてのキングコングニードロップで圧倒した。
最後は20分14秒に監獄固めでギブアップを奪う完全勝利。初戦で優勝候補を破り、絶好の白星スタートを切り「棚橋は欠場明けで、棚からボタ餅でも狙ってたのか?」と高笑い。昨年ベスト4で棚橋に敗れたリベンジをきっちり果たし、試合後は美女をはべらせ、リムジンで夜の街に消えていった。
優勝候補を撃破して好スタートの真壁。暴走キングコングの大番狂わせは、この先どんな影響をもたらすのか。
また、この日のG1では、4度目の優勝を目指す天山広吉も、GBHの矢野通に失神KOされる波乱。試合後は首を痛めて担架で運ばれた。一方、中邑真輔は必殺のサブミッションがさく裂して開幕2連勝。戦前に本紙記者に試し切りした羽根折り固めで吉江豊を下した。