1月の握手会には参加する予定の佐藤だが、アイドル活動は年内いっぱい。12月19日に行われる公演が、アイドル歌手・佐藤にとって、最後のステージとなる模様だ。
佐藤は「たくさん考えて結論を出したんですけど、もう芸能界では、やりきったかなと思いました」と告白。また、「もう24歳になるので、このタイミングで1歩踏み出そうと思った」など、今回の決断に関する心境を吐露した。
2008年、AKB48の7期生としてデビューを果たした佐藤。2014年にSKE48へ移籍し、昨年は映画「燐寸少女 マッチショウジョ」で初主演も務めた。
順風満帆な芸能生活を送っていたように感じられるが、恐らく本人の中には、色々と思うところがあったのだろう。「アイドル活動10周年」という、節目の年を迎えるにあたり、新たな道へ進もうと決意したようだ。
会場中に響き渡る「すみれコール」を受け、佐藤は「本当にみんなのことが好きなんです」と、涙ながらにコメント。そんな佐藤の様子は、ファンの心をさらに揺さぶり、割れんばかりの拍手が巻き起こったという。
まさかの卒業&引退。この2つの大きな決断に対し、ファンは相当熱くなったようだ。
しかし、ネット上には、そんな熱いファン達とは裏腹に、冷ややかなコメントが多く寄せられている。
「誰?」「誰だよ」「誰かわからない」など、佐藤の存在を知らないという声の他に、「ブレイクもしてない小物が何をやりきったんだ?」「やりきったんじゃなくて、やれることが無かったんだろ」「この程度でやりきったって言われてもな」という、佐藤の「やりきった」発言に鋭い指摘をするコメントも見受けられた。
10年という長い年月をかけて実績を積み、今の地位を獲得した佐藤。
そんな佐藤の存在や功績は、SKE48のファンからすれば、非常に胸に迫るものがあるだろう。
だが、ネット上に並ぶ冷めた反応を見ると、「ファン」と「世間」の間には、大きな温度差が生じていることがわかる。
冷ややかなツッコミに負けず、卒業するその瞬間まで、全力で「やりきって」ほしい。