1996年にメラニー・グリフィスと再婚したアントニオ、親しい関係には発展しなかったが、まだ駆け出しの頃にマドンナが自分に興味を持っていたことを光栄に思っていると、ハーパーズ・バザー誌に語った。
「ある人から『マドンナが君にとても興味があるらしいよ』って言われた時は、光栄に思ったよ。僕は『えっ、本当? でもどうすればいいか全く分からないよ。だって、僕は(当時の妻アナ・レサと)結婚しているし』って答えたんだけどね。だから何も起こらなかったよ」「当時はそうなることを恐れていたんだ。だってマドンナはとてもパワフルな女性だったからね。マドンナのカレにはなりたくなかったよ。善くも悪くも、僕はただ自分のキャリアに手いっぱいだったんだ」
友人の映画監督ペドロ・アルモドバルからマドンナを紹介されたアントニオ、初対面の際に彼女の名声に圧倒され、とても興奮した思い出を、当時を振り返りながら語った。
「ペドロが『アントニオ、彼女が君のことを知りたがっている』って言ってきたんだ。僕は当時、英語を話せなくってね」「ディナーの席でマドンナはたくさんの事を話していたけど、僕は全く理解出来なかった。マドンナの近くに座っていることに、ただ興奮していただけだったよ。すでに彼女はとても有名だったし、僕たちはただの田舎者って感じだったね」