−−すごい反響ですよ、志ずかさん。
「あら、そうなの」
−−ネットとか見ないんですか。
「インド行ってきたばっかりだし」
旺季志ずかは、淡々と語る。
−−なんか、発見ありましたか。
「みんな、ありのまま、そのまんまでいいってことかな」
『女帝 薫子』、『トイレの神様』の脚本も好評だった、旺季志ずかは、インドで何かを得たようだ。
−−今回、シナリオを書く上で苦心したことってありますか。
「いろいろあるけど、なんといっても、ひとつのエピソードが、10分の尺ってことよ」
尺とは、業界用語で、収録時間をいう。
「この短い尺で何を描けるか、通常のドラマづくりとは違う工夫が必要だったわ」
『桜からの手紙』は、七つのエピソードが、並行して進む。
「毎回、見逃さないように見て頂くのは大変だと思うけれど、今が旬の彼女たちのパワーを画面から感じとってくれたらうれしいな」
−−今回、作品に込めたテーマは?
「最終回に明かされるわ」
−−そんなこと言わずに、ちょっとだけ教えてくださいよ。
「じゃ、特別。世界が愛の現れだと気づいたことから今回のテーマにいきついたの」
−−愛の現れ…。
「最終回は、1時間枠で、じっくり描いてるし、最後だけ観ても楽しめるつくりにしてるから」
−−途中、見落とした人も安心ですね。篠田麻里子のファンでしたけど、高橋みなみや、板野友美も気になるようになりましたよ。
「ありのままの君でいい。ありのままの君がいい」
インタビュアー:しあわせマスター リーラ(山口敏太郎事務所)
参照 山口敏太郎公式ブログ「妖怪王」
http://blog.goo.ne.jp/youkaiou