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男と女の官能事件簿(2005年) 不倫相手の妻殺害を依頼で意外な事実(3)

 山田は8月に智美を呼び出し、都内のホテルの一室で妻への「殺人依頼」について問い詰めた。
 「一体どういうことだ」
 そして山田は、怒りのままに智美を何度も殴りつけた。その暴力はすさまじく、それによって智美は鼓膜が破れるケガを負った。

 しかも、山田の暴行はそれにとどまることはなかった。山田は、殴られてぐったりしていた智美の服をはぎ取ると、そのまま彼女の体をむさぼった。顔は腫れ上がり、鼓膜が破れた彼女の様子など、お構いなしということだった。
 さすがにこれには智美も耐えかね、警察に被害届けを出す。
 ところが、これに山田が再び激怒。智美を激しく恫喝し、被害届けを取り下げさせている。
 しかも、山田はその直後の9月上旬、智美を温泉旅行に誘う。といっても、度重なる暴力で智美にはもはや山田に逆らう気力はなかった。また、山田の言うことを聞いていれば、少しは機嫌がよくなることかもしれないという期待があったのかもしれない。そして、山田に言われるまま、箱根や伊豆を回る旅行に出かけた。その際、交通費や宿泊代などの費用はすべて智美が負担した。
 それでも、山田は智美に対して態度を改めることはなかった。それどころか、旅行先である伊豆の温泉旅館で、山田はまたしても智美に暴行を加えた。
 「探偵に会ったのは何回だ。あって話をしただけなのか!」
 「一緒にいて欲しかったらカネを出せ。無いのなら親戚でも何でもいいから借りてこい!」
 そんな理不尽な暴言を吐き続けながら、山田は手加減することなく智美に殴る、蹴るなどの暴行を続けた。そして、ついに智美は肋骨を折る大ケガを負い、病院に担ぎ込まれることとなる。

 この暴行傷害によって山田は逮捕され、事件が明るみに出た。そして、取り調べによって、山田が智美から総額約500万円の現金を払わせていたことも明らかとなった。
 その後、智美から1000万円を巻き上げた自称探偵の田中は、懲役1年6か月、執行猶予4年の有罪判決を受けた。不倫相手の山田は、傷害罪で略式起訴され、裁判所から罰金50万円の略式命令が下された。
 一方、智美は暴力行為等処罰法違反容疑で逮捕されたものの、起訴猶予処分となった。
 当初は不倫がらみの殺人依頼という話題であったが、実際に蓋を開けてみると、そこにはネットと不倫相手に翻弄された女性の姿を浮き彫りになっていった。
(了)

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