まずは、A.B.C-Zの橋本良亮と河合郁人。11月27日の東京公演からスタートした音楽劇『ルードウィヒ・B〜ベートーヴェン 歓喜のうた〜』で、舞台で初めてピアノを弾いている(千秋楽は12月14日大阪)。主演ミュージカルや音楽DVDなどで、A.B.C-Zがジャニーズの中でも群を抜いた身体能力であることは実証されている。しかし、今作では、大の得意であるダンスパフォーマンスではなく、演奏スキルが物をいう。橋本はこのために、事務所にピアノを買ってもらったという。
いっぽう、主演ドラマ『ごめんね青春!』(TBS系)の第8話(11月30日OA)でピアノを弾き、教え子役たちが歌うというシーンを成功させたのは、関ジャニ∞の錦戸亮。教師役のシーンの一環として、短期間で自分の物にしたというから、さすがは関ジャニきっての器用人間。視聴率は依然として低迷しているが、クドカン(脚本家の宮藤官九郎)作品の評価はすこぶる高い。
最後に紹介するのは、Kis-My-Ft2の千賀健永。12月1日に放映されたSMAP・中居正広司会の音楽番組『UTAGE!』(TBS系)で、ピアノを初披露。深夜番組で披露する、そのたった1回のために、忙しいスケジュールの合間をぬって、レッスンに通うこと、およそ2週間。しかも、譜面を読めないため、鍵盤の位置を暗記するというまさかの方法で、CHEMISTRY・川畑要がボーカル、千賀が演奏して、スキマスイッチの曲「奏」(かなで)を披露した。
ブルブル震える指先と闘いながら、無事にクリアできた千賀の目からは、ポロポロ涙が…。キスマイの派生ユニット・舞祭組ではダメキャラの千賀ら4人だが、ここで見せた涙に、スタジオ中が感動した。
KinKi Kids・堂本剛、SMAP・草なぎ剛はギター、関ジャニ・横山裕がトランペットを習得しているのは、有名な話。ここに新たに、ピアノがブームとなって加わる日はやって来るのか?