年少組のComing Century(略称カミセン)の森田剛、三宅健、岡田准一を、教育するような形で結成された年長組が、20th Century(略称トニセン)。坂本昌行、長野博、井ノ原快彦が、そのメンバーだ。
今年は、森田が舞台、三宅がバラエティ、岡田がNHKのシンボル、坂本がミュージカル、長野が料理、井ノ原がNHK朝の顔といった住み分けが完成。なかでも、『軍師官兵衛』で1年にわたってNHKの象徴になり続け、並行してCM出演も果たしている最年少の岡田が、頭ひとつ飛び抜けた存在だった。
しかし、メモリアルイヤーに突入した今月21日からは、およそ14年ぶりに全員そろった新CM・ドリコレ!がオンエア。ゴールデンタイムではないものの、6人そろった地上波唯一のレギュラー番組『アメージパング!』(TBS系)も堅持している。さらに、トニセンがおよそ10年ぶりにそろって舞台に立ったブロードウェイミュージカル『ON THE TOWN』も大好評。森田や坂本や長野の恋愛報道を吹き飛ばすほどの活躍が、今年のV6にはあった。
そして飛びこんできた、NHK“紅白歌合戦”初出場内定の朗報。先輩のTOKIOは、デビューイヤーから連続20回出場という金字塔を今なお更新している一方で、V6はその「20」にしてようやく、夢をゲットする格好。“紅白”とジャニーズにおける歴史では、前例のないロングスパンだ。
V6の軌跡と奇跡。15年は文字通りの“V字回復”が期待される。(※記事は11月24日現在)