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2014年NHK紅白ジャニーズ枠(前)

 2014年もついに、「今年の“紅白”は誰?」という会話が交わされる時期に突入した。ジャニーズ事務所からはSMAP、TOKIO、嵐、関ジャニ∞がテッパン。残るは、Sexy Zoneが連続出場をはたすかが、唯一の“変動枠”といえる。そこで、当確と思われるグループの好実績を、足早で振り返ってみよう。

 昨年(13年)で、ジャニーズ史上最多の21回出場をはたしたのは、SMAP。大ヒットと言いがたいデビュー曲『Can't Stop!! -LOVING-』を披露した91年から、晴れの舞台を踏んでいる。節目となったのは、03年。自身史上最大のセールスとなった『世界に一つだけの花』が、売り上げ240万枚を突破。国内アーティストのシングル歴代売り上げランキングでトップテンに食いこむ偉業を達成し、初の“紅白”トリを務めている。

 そして、中居正広。97年に、弱冠25歳の若さで白組司会を務めて以降、6回も続投。これは、アナウンサーを除くと最多だ。今年、5回目の司会を務める嵐はグループ史上最多記録保持者となったが、中居はソロですでに、記録を樹立している。

 そんなSMAPに次ぐ、20回という高記録を更新しつづけているのは、TOKIO。驚くのは、正式デビュー後わずか3カ月後という、当時の最速記録だった点だ。こちらはSMAPのように「出場辞退」をすることなく、その歩みと“紅白”が同じ年数だ。

 正直、音楽セールスは伸び悩んだが、今年はまさに当たり年。デビュー20年というメモリアルを彩るべく、リーダーの城島茂は“24時間テレビ”(日本テレビ系)のチャリティーランナーとして出場。ゴールをするまさにそのときは、瞬間最高視聴率41.9%を叩きだし、“持っている”ことを証明した。

 その余波は、放送開始19年目に突入した『ザ!鉄腕!DASH!!』(日テレ系)にも及ぼし、9月28日OAのスペシャル版では、24.0%(ビデオリサーチ調べ、関東地区)という高い数字をマーク。これらは結果的に、初の出陣となった夏フェス、武道館ライブ、新アルバムなどすべてに好影響を与え、唯一無二の存在感を改めて実証した。

 もはや、日本の国宝級アイドル・SMAPと、ロケの達人・TOKIO。そんな2組10人とはまったく毛色の違う2組12人、嵐と関ジャニ∞を、次週は紹介していこう。

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