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都内で枝野氏のいいマスクを買えるか

 “N100マスク”、というものが、放射能騒ぎで流行っているらしい。

 どういうものか、と思っていたら、「ただちに健康に害はない」、と繰り返していた枝野長官が20k圏内を視察した完全武装の時につけていた、“よさげなマスク”がそのN100マスクなのだそう。

 早速探してみたのだが…。

 「N100マスクとは、アメリカFDA(米国食品医薬品局)の認可マスクで、防塵マスクなどをつくっている業者の手によるものです。通常のウイルス99%カットのマスクや水マスクといわれるようなマスクとは、“全く違うもの”、と思っていただければと思います」(東京駅のドラッグストア担当者)と詳しい。

 しかし、「現在、大変出ておりまして売り切れです。当面の入荷も遅れている状況です」(同氏)。やはりというか、買えなかった。それからも、何軒もドラッグストアを覗いてみてはいるものの、手に入らず。

 あらためて、このアメリカ製N100マスクは、防塵マスクの最高峰といわれており、アメリカ国内でも、トップの3M社を含む5社しか作れないというシロモノ。NIOSH(米国労働安全衛生研究所)の規格で最高ランクのマスクなのである。
 中で、『3M社8233N100』という最高級品は、放射性物質を99%カットするのだそう。(残念ながら、普通のマスクは、「しないよりはいい」(別のドラッグストア担当者談)というようなレベルのものであるようだ)

 さて、IAEAやICRP等の国際機関による年間に浴びていい放射線量は、20〜100ミリシーベルトの間の値をそれぞれ緊急時の防護基準値として定めている。
 日本はその最低ラインである20ミリシーベルトをこれからの基準にした。

 とはいうものの、いまだ「(放射能の)“放出源”を確保出来ていない」(東電・保安院合同会見より)という状況であり、それが理由で《緊急時》の国際的な定義に当てはまっている、という事態の深刻さのほうにこそ、我々は思いを致すべきだろう…。

 まだまだ憂慮すべき状況が続く限り、このN100マスク、密かに売れ続けるのではないだろうか。

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