男は日高市役所で引き取り手のない人が亡くなった際に残した遺骨や遺品を管理する部署に所属。去年の8月、自らの立場を悪用し、遺品のクレジットカードを使い歯ブラシなどの生活品約3000円分の買い物をした疑い。
なお、このほかにも昨年の1月から8月にかけてカード2枚で200万円分の使用履歴があり、男が関与している可能性があるとして警察が捜査している。
このカードは平成28年12月に病死した男性のもので、遺体の引き取り人がないため、市役所が遺体と所持品を引き取り、保管。男は社会福祉課の主査として関わっていた模様だ。
故人のクレジットカードで買い物を楽しみ、私腹を肥やしていたというありえない行為にネットユーザーの怒りも爆発。「ふざけるな」「故人を冒涜するな」との非難や、「こんな男が役所で働いていることが怖い」「信用できる人間が誰も居なくなった」など、ショックを受ける人もいた。
今後の捜査で余罪が明らかになるものと思われるが、金額の問題ではなく、故人の遺品を預かった人間がそれを自らの欲望を満たすために使っていた事実は、人間としても市役所職員としても失格といわざるを得ない。
日高市役所がこの男にどのような処分を行うのかは不明だが、仮に今後も勤務するとなれば、市民から不満の声が出ることは、間違いないだろう。